講師・講演

社員研修でさらに効果を発揮するストレングスファインダー

多くのビジネスマンが自己啓発・自己理解のために診断をしたことがあったりするストレングスファインダー。そのほとんどが「個人で」診断して、診断結果を見て「振り返ったり」、SNSなどで公開して「会ってるねー」と言われたりすることに留まっているのではないだろうか。

 

全社員で診断し共有する社員研修を開催

先日、東京と福岡に拠点のある総数30名弱ほどの企業の研修の講師をした。テーマは「社員のリーダーシップを引き出し、チームビルディングに活かす」だった。僕が提案したのは「全社員にストレングスファインダーの診断をしてもらい、それをもとにしたリーダーシップを引き出す対話型の研修」だった。

 

3週間ほど経ったのち、受講した社員の皆さん1人1人から御礼状として「感想文」が送られてきた。その多くが「ストレングスファインダー」についての感想がメインで、「自己理解に繋がった」という声はほぼすべてに書いてあった。

 

※どなたの感想かわからないように部分だけ切り取って掲載

そして今回の研修の“肝”は、ストレングスファインダーの診断結果をもとに「自己開示」の文章を添えて「共有し合う」ことと、それをもとにお互いに認め・褒め・問いかけ・引き出し合う「コーチングセッション」を行ったこと。これが非常に「効果抜群」だったようだ。数名の感想に「過去の社員研修の中で一番良かった」とあり、「今後のチーム内でのコミュニケーションやクライアントとの接し方の精度が上げられる」などの声も複数あった。

 

なぜ共有し合うことが良いのか?

これまで中学生や高校生、大学生、そして地域活動のリーダー研修などで行ってきたリーダーシップ研修でも、この「共有し合い」「コーチングセッション」はよく導入するが、ストレングスファインダーの診断をもとにしたのは実は初めて。じゃあこれまではどうやっていたかというと、その場で数分でできる20問ほどの自己理解診断や、自分で「特徴」を選択して文章化するワークシートを作成し、自己開示を書いてもらうというやり方だった。

 

これだけでも「共有し合う」という行為が自己開示を促し、認められたり褒められたりすることでフィードバックがある「コーチング」が入ると、自己を肯定されることになり「自分の個性が強みとして認識される」効果があった。

 

それでも今回のストレングスファインダーの診断は、やはり科学的(統計的)にすばらしい診断ツールなため、その効果をかなり高めてくれたことを実感した。

 

社員間のコーチングスイッチもONにするセッション

自己開示を促す名札やワークシート、アイスブレイクなどもあり、個人と個人の緊張感の壁を幾分かは溶かすことができるが、全員に「コーチング」を体験・実践することができるワークショップの形式がある。今回は時間が短かったので、説明も短くセッション数も3回に留まったが、それでも何人かが「私はコーチングが苦手で他人をほめることも苦手だったが、1回目、2回目、3回目と違う人とセッションすることで、自分のコーチングスキルが上がっているのがわかった」というようなことも書いていた。

 

小学校・中学校・高校などで、おそらく1度は聞いたことがある陽気な楽曲に合わせ、1対1のセッションを行い、エンターテイメントのようにペアを変えていくそのセッションは、楽しい雰囲気にもなる。

 

前述した記事にも書いたが、今回の研修でなにより「社長を含む全社員」が参加し、上下関係なくフラットな関係性をその場で作れたことがとても重要だったと思う。現場の声を聞き、社員の個性を受け止めたいと参加された、今回の研修の相談者でもある社長さんの本気度こそ、たった一度の研修でこれだけ良質な感想が出てきたように思う。

 

今後、企業の社員研修などで相談をされたら、ストレングスファインダーの診断は必ず勧めたいと思う。あ、個人でもまだ診断したことがないという人は下記の書籍を購入し、付いているコードでWEBにアクセスし、診断することができますよー!(必ず新品を購入ください)



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