2020年、新型コロナウイルスにより全世界のほぼあらゆる「計画」が無効化されました。一寸先は闇。五里霧中。これまで順調にいってた事業も会社も、個人のキャリアも進学も、「この先、どんな計画を立てれば良いかわからなくなった」と思った人が多い半年間を過ごしたことと思います。
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
これらの頭文字をとった『VUCA』は、2016年の世界経済フォーラム「ダボス会議」に頻繁に使われ、以降日本のメディアでも頻出するようになったキーワードです。(ちなみにブーカと読みます)
そして北九州市立大学で「キャリアデザイン」という、全学部生が履修できる講義として2019年度より地域創生学群の眞鍋教授と二人三脚でつくってきましたが、まさに2020年度は「計画を無効化し、かつこのコロナ禍におけるキャリア教育の講義としてプログラムを設計しなければならなくなった」ことに加えて、これまで一度もやったことがなかった「動画配信」の講義です。
お待たせしました。その前期「キャリアデザイン」の講義動画の一部をYoutubeで公開しました。
このキャリアデザイン、履修者は300名弱ほどいて毎回レポートを課していました。そのレポートは毎週全て目を通し、翌週の講義でいくつかピックアップしてフィードバックしていました。講義内でも「毎回目を通してる」と伝えていたこともあり、数名の学生は「先生たちとのコミュニケーション」としてレポートにいろいろ書いてくる人も現れるほど。
ちなみに、最終日のレポートには「ありがとうございました」という文言がとても多く書かれていて、かつ北九州市立大学が前期の全ての講義で取っていた「授業アンケート評価」で、全学平均を大きく上回る高得点。学生たちのフリーコメントには「前期の講義の中で一番楽しくかつとても勉強になった」というような表現が多く書かれていていました。
で、結局どんな講義だったの?と全部視るのが待ちきれない方は、最終回だけでもダイジェスト版としてどうぞ!