地域・まちづくり

地域活性と教育が結びついてきた!

6月29日(月)のTNCももち浜ストア夕方版の「なるほど・ザ・FUKUOKA」は、北九州市立大学の地域活動が専門の学部「地域創生学群」の紹介でした!学群長の眞鍋先生のインタビューをパシャリ★

 

ももち浜ストアのディレクターさんと出会って、街や人の情報についていろいろ聞かれるようになりました。街の生きた情報は、ネットには転がってるものの、そこにたどり着くのも難しく、前後の背景を探るには膨大な情報を集めないといけない時代です。だからこそ、背景までわかってる「人」のところには、人も情報も仕事も集まる時代になってるんじゃないかなー?なんて感じてます。

 

おかげさまで、仕事ってわけじゃないですが、多方面から多様な相談が舞い込みます!
(韓国の映画撮影で、福岡近郊のロケでコーディネーターできる人いませんか?とかもありました)

 

九州・沖縄の各県の地域活性&大学連携

先日、僕の1つ仕事である北九州ESDステーションへ、「北九大の地域創生学群の取り組みと、大学生が地域活動をしてどのように地域活性に結びつけているのか」についてのヒアリングで、九州・沖縄各県の県庁の担当者が来られました。

 

福岡県以外の県の危機感は「いかに生産性高い人材の流出を防ぐか」というところから始まり、「地方国立大学や私大の人材を地域に根付かせるには?」に関する質問が多かったように思います。そういう意味では、北九大の地域創生学群は市外からの入学者数より、市内への就職者数が多いという、「地域に人材を根付かせる」成果も出ているので、有意義な意見交換になったかと思います。

 

とは言え、九州では福岡に一極集中ですが、さらなる優秀な人材は福岡も飛ばして東京に行くわけで・・・。でも、結局そうではない人材をいかに地域に残し、活性化へと繋げるか?

 

僕が思うには、1つは「コミュニケーション力の向上」です。とくに「リーダーシップ」「クリエイティビティ」の教育は、今の中学・高校・大学の教育メニューの中にはないので、社会に出ておおいに苦労する人や、組織の話を本当によく聞きますから。

 

文科省の人文系学部の廃止が話題になってますし、大学は「産業界人材の育成場ではない」という意見もありますが、多くの人は就職して仕事をしますから、そこの育成にタッチしない、という選択は地方ほどありえないような時代になってきたと思います。だって、人口が増えて市場が拡大する比較的楽にみんなが稼げた時代はとっくに終わってるわけですから。10歳以上の先輩が言ってる「勝ちパターン」はもはや通用しない時代と思ってます。

 

ということで、地方国立大学はそれぞれの県や市町村と連携を模索し(お互いの利害関係もピッタリ合ってますし)、北九大の地域創生学群的な学部の新設や、学科・ゼミ単位での動きがどんどん起き始めております。

 
10代から70代くらいまでの、いろんな職業の方や立場の方と話す機会があり、かつ教育や地域活性に関わる方とお話しするので、時代のグラデーションを肌で感じるのですが、地域活性と教育(人材育成)はセットで考え相乗効果を出していく仕組みをいかに持つか、というのが地方の課題だなーとビリビリ感じます。



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