SDGs

SDGsを福岡で学ぶ・理解する・体験する~福岡テンジン大学~

2010年9月に開校した福岡テンジン大学も、この9月で8周年を迎えます。今年の記念授業の目玉は、なんと“本物の大学の学長”である、立命館アジア太平洋大学の出口学長が登壇する授業『ぼくたちはどう生きるか~人生をおもしろくする教養を身につける~』です。でも裏側というか、時間帯もズレて同会場で開催する授業が「SDGs」をテーマとした企画。僕がどうしても8周年のタイミングでやりたかったテーマです。

 

多くがSDGsという言葉は知っていてもよく理解できてない

出口学長というビッグネームもあって、そちらの授業は定員を大きく超えて申込100名突破しそうですが、「SDGs」の授業も思った以上に申込が来ていて嬉しい限りです。テンジン大学で授業を企画するときは「具体的にどんな人に来てもらい、何を伝える授業か?」を始めに言語化します。今回は、「SDGsを言葉では知っていてもよく知らない、理解したい・学びたいなぁと思っている人」としたため、タイトルにはSDGsを入れたものの、本文には一切入れずにSDGsとはも書かずに告知をしました。

 

その授業がこちら、本文も紹介します。

授業タイトル『未来を学ぼう!~人類の生存戦略SDGsを体験せよ~

↓以下本文

3年前、俳優の伊勢谷友介さんと、とあるイベントで一緒に登壇したとき、伊勢谷さんが発言した「人類が、この地球で生き残るために、自分に何ができるのか本気で考えている」という言葉が、今でも記憶に残っています。ちょうどその頃、世界中のエライ人たちが徹底的に議論した結果、「2030年までに誰一人取り残さない」という人類の目標ができました。

そして今年、世界最大級の資産運用会社であり、日本株式も20兆円以上保有し日本経済の大株主とも言える会社の会長の、世界に向けたメッセージが波紋を呼びました。そのメッセージとは「すべての企業は、業績を上げるだけではなく、どのように社会にプラスの貢献をするのかを示さなければいけない」と。

これについてニューヨーク・タイムズ紙は「資本主義の本質が問われることになるかもしれない」と。さらにフォーブス誌は「iPhoneと同じくらいの衝撃になりうる」とコメントしているそうです。

12年前、この世で「You Tube」が爆発的に広がる中、「Facebook」と「Twitter」が誕生。そして翌年に「iPhone」が生まれ、誰もが手のひらの上から想いや写真や動画をメッセージに載せて世界に発信できるようになりました。それは共感も反感も物理空間を飛び超え、著名人との距離をも縮めました。

この12年間、世界が猛烈な勢いで繋がりました。その結果なのか、人類がある1つの方向に意識のベクトルを向け、歩みだしたように感じます。この流れの先にある12年後の2030年、世界はどのようになっているのでしょうか?

今回の授業では、国連が定めた2030年までの目標に向けた未来を、カードゲームで体験する!という授業です。世界は、人類は、この大きな目標にどのような道筋で向かうのでしょうか?あなたは、あなたの会社や仕事は、そして生活は、どのような変化が起きるのでしょうか?未来を学ぶ時間が始まります。

 

自分のSNSでも紹介したところ、数名からコメントやメッセージをもらい(なかなかそんな授業もない)、「言葉は知ってたんですが~」「最近、これを知って世界はまだ捨てたもんじゃないって思ったけど~」「何をしたらいいかとかよくわからなくて~」と、とりあえずみんな「じゃあ最初の第一歩は何から踏みだしたらいいかわからない」ということ。想定していた人たちが関心を持って、申込をしてくれているようです。

 

SDGsの波は北九州市がリードしている?

2018年になって福岡市でもSDGsのイベントや学びの場が少しずつ出てきている傾向が見えてきました。一方で、環境未来都市を宣言している北九州市はだいぶ早くから動いています。国連がSDGsの前に打ち出していたMDGs(みんな知ってるのかなー?)を教育に落とし込んだESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)が2005年だったかな、国連から10年間世界中で広げるぞー!と発表されたのを機会に、北九州市は「ESD推進室(だったかな)」を設置し、ESDを北九州市内で広げるべくいろんな取り組みをしてきています。

 

僕が2013・2014年で福岡市環境局主導の「環境政策・学習総合計画」の審議会委員をやっていたときに、福岡市の計画にはこの世界の流れがほとんど反映されていなかったこともあり、「ESD的な視点を盛り込んでほしい」と言い、入れていただきました。まぁその翌年に国連からSDGsが決議されているので、この計画にSDGsの文字はないですけどね。

 

そんな北九州市は、ESD推進をただの「環境教育」ではなく、実践的な教育としてまちづくりから人権、企業への普及など、いろんな取り組みをしてきていて、SDGsもすんなりここになじむものなので、土壌がすでにできていたことになります。そのような背景もあるからこそ、OECD(経済協力開発機構)が、SDGs推進に向けた世界のモデル都市として、アジア地域で初めて選定したのが「北九州市」。ってそのようなことも、最近SDGsを知った人は全然知らなかったことだと思います。

 

こちらも参考に

 

現在、北九州市では、北九州市立大学の眞鍋先生を中心に商工会も一緒に「SDGsを理解し、ど真ん中で社会をつくっていける人材育成」のプログラムも始めています。2018年11月にあるSDGsのワークショップでのファシリテーターとして、僕も登場する予定となっているのでいろいろと楽しみです。

 

なんで今SDGsなのか?なんで国連で議論されて、加盟国全会一致で決まったのか?資本主義のど真ん中でもあるような資産運用会社まで、その流れに乗っかってきたのか?SDGsがなんで必要なのか?などなど、学びたい人は、人類と地球との関係性の歴史から見ていくと理解が早いと思います。それととともに、産業革命以降に生まれた格差や、南北問題、先進国と途上国問題などもくっ付いた結果、集約されて1つの人類が目指すベクトルとなったのがSDGsです。

 

子どもにもわかってもらうんだったら、この動画とか手っ取り早いかと思います!

YouTube動画「MAN」

 



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