社会の動き

AIは何をもたらすのか?経営や仕事はこれからどう変わる?

僕は福岡テンジン大学の学長という肩書の他に、いくつもの肩書というか仕事を持っており、その1つに「福岡市科学館を拠点に、街のいろんなものを繋げて、科学の視点で街や社会の課題解決に向かうネットワークを構築」というとても大それたお仕事もやっています。その中で、2018年3月7日(水)にサイエンスカフェのイベントで、「AI×ビジネス」をテーマにしたものを企画しました。

画像出典:AI × ビジネスの最前線!~福岡で広がるAI活用で未来の仕事はどう変わる?~ (サイエンスWAOより)

 

あのグッデイの社長と共演!

今回「AI×ビジネス」をテーマにゲストとして登壇いただいたのが、福岡県内では知名度約97%(グッデイ調べ?)という、もはや知らない人はいないくらいのオレンジ色のホームセンター「グッデイ」の社長・柳瀬隆志さん。2016年に父親から事業継承されたので、年齢は近いのですが、とてもステキな方です。

 

幼き頃よりずーっと福岡で生まれ育った身としては、ホームセンターと言えば、ミスターマックス(実家から一番近かったし)か、グッデイの2択でした。そんな親しみ深いグッデイと繋がったのは、やはり福岡テンジン大学のおかげで「グッデイならできる♪」のCMを題材にした広告代理店のクリエイターを先生にした2011年の授業で、当時まだ社長ではなかった柳瀬さんも来られたところから。

参考:TVCMで見る、企業が抱える課題と問題解決 (福岡テンジン大学の授業)

 

ホント、幼き頃から知ってる企業の社長と一緒に登壇して企画ができるって、福岡最高です(笑)楽しすぎます。

 

ホームセンター事業にAI導入!?

そんなグッデイを2016年に引き継いでから、柳瀬さんは次々にIT化・AI化を進められていきます。とくに共通の知り合いでもある株式会社グルーヴノーツ(福岡市中央区のIT企業)の会長・社長ともSNS上で絡むことがあり、グッデイがその会社のAIサービス「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」なるものを導入し、成果をあげていることを見聞きしていました。

 

マゼランブロックスとは

MAGELLAN BLOCKS は、専門的な知識がなくても、プログラムを書けなくても、誰もが手軽に機械学習を利用することができるクラウドサービスです。販売数予測や、イベント・セミナーの来場者数予測、カードの不正利用検知や、病気の予測など、機械学習があなたのビジネスを手伝う未来が、すぐそこまで来ています。

引用:グルーヴノーツ社のWEBサイトより

 

AI化・IT化の波は、仕事や経営に何をもたらすのか?

サイエンスカフェのレポートも僕がガッツリ書かせてもらったので、当日のイベント内容はそちらを見ていただくとして、ここ福岡でグルーヴノーツ社の「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を活用した業務効率を計る企業や、自社で独自のAIサービスを開発したり、すでに波が起き始めています。

 

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参考:「AI × ビジネスの最前線!~福岡で広がるAI活用で未来の仕事はどう変わる?~」サイエンスカフェ開催レポート

 

これからますます、人間がアナログで、アナログじゃなくても何時間もかけていたようなPCの作業を、AIはものの数秒で処理してしまう、という世界が広がっていくと予想されています。「これから消える仕事・生まれる仕事」という記事も2014年に書きましたが、その頃よりもだいぶ現実味が増してきています。

 

このあらゆるものが繋がるIoT化と、それによる大量のデータをもとに勝手に分析してくれるAIと、仕事も経営もよりスピードやサイクルがぐんぐん早くなっていきます。そうすると、他社の真似でオリジナリティを持ってない、薄い組織は効率化に失敗するでしょうし、イノベーションを起こしたり、変革を起こせないままでしょう。

 

人間の仕事も、過去の知識を正確に引き出す力よりも、いかに「これまでにないもの」を生み出したり、「異質なもの」を組み合わせたりなどの創造性(クリエイティビティ)が求められていきます。

 

そんな時代の変化の波のまっただ中にいて、経済活動はこれに複雑に絡まってこのビッグウェーブを生き抜いていかないといけない状況です。そうなると、個人も、経営も、無視はできません。無意識でもいけません。過去の成功は捨てないと、すぐに新しい何かがすさまじいスピードでやってきます。

 

つまり・・・

情報感度は高く、常に学び続け、自分1人の価値観や能力には限界があることを自覚し、いかに共創を意識していくか?がベストかはわかりませんが、ベターな生き延びる方法になるのではと思います。(というか多くの著名人や書籍にも、似たような表現で書いてありますからね)

 

あと、個人的には「数値化されないけど感覚で感じることができる普遍的なもの」をどれだけ意識できるか?も大事だと思います。ここはまだどれだけ技術が進化しようと、まだまだAIには処理できませんからね。僕にとってのそれは、「場づくり」におけるファシリテーションだったり、営業や交渉やちょっとした人との「コミュニケーション」ですので、このあたりはどんどん掘り下げて、AIの追随を許さないようにしていきたいと思います。

 

参考に福岡市科学館で開催されたアカデミックなイベントのレポートを!



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