8月28日のNHKニュースで、このようなテーマの放送があったようです。思わずページをキャプチャ(画像化)してみましたが、日本の高校生は自分に自信がないといか、自己肯定感が弱いということですよね?
日本、アメリカ、それに中国と韓国の高校生のうち、「自分はダメな人間だと思うことがある」と答えた割合が、日本は7割を超えて最も高いなど、自己肯定感が低い傾向があることが、国立青少年教育振興機構の調査で分かりました。この調査は、国立青少年教育振興機構がアメリカと中国、韓国の研究機関などと協力して高校生を対象に行ったもので、合わせて7761人から回答を得ました。この中で、「自分はダメな人間だと思うことがある」かどうか尋ねたところ、「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた高校生の割合が、日本は72.5%、中国は56.4%、アメリカは45.1%、韓国は35.2%と、日本が最も高くなりました。また、「人並みの能力がある」と答えた高校生は、中国とアメリカはおよそ9割に上り、韓国も7割近くを占めましたが、日本は55.7%でした。記事引用 : 日本の高校生「自分はダメ」の割合高い(NHK)
文科省が出す学習指導要領の行方は!?
NPO法人カタリバと少しだけご縁があり、東京都文京区の高校生の活動拠点「b-lab」の担当している今村亮くんとはFacebook含めて繋がっているのですが、僕はそんなカタリバのメルマガを受信しています。8月10日に受け取った内容によると、文科省の2020年から小学校を皮切りに順次実施される「学習指導要領」の基本的な方針が8月5日に発表されたそうで。さらにこれを良いものにしていく審議会にカタリバ代表理事である今村久美さん(亮くんの奥さん)が委員に入っているそうで、今後の行方が気になるところ。
同じく2020年より「大学入試」が劇的に変わるということで、大学から高校までが戦々恐々としているという状況が、今の我が国の教育の現状ではないでしょうか。ネットニュースを見てると、海外の、とくに先進国の教育では、「幼児教育から国が力を入れている」ようなニュアンスのものがポロポロと出てきます。それを読むと、日本は20年後以降、世界で戦えないんじゃないか?と思ってしまうくらいです。
そうです。統計的に幼児教育がやっぱり大事で、ここに力を入れて教育から国力を上げよう!という国がすでに存在するという事実。日本はお金持ちの一部の人しかそれが受けられていないでしょうし、お金持ちの中にはいまだに「学力・偏差値主義の良い大学へ」の教育をしているところの方が多数なんじゃないでしょうか?
もちろんそれを否定はしませんし、むしろあった方がいいに決まってるんですが、これからの世の中に求められる社会的なスキルが前時代とどんどん変わってきているという、まさにその渦中にいるのが「今」だと思います。そんな中、このNHKのニュース。この高校生たちが社会に出たころから約10年間、つまり2020年ごろから10年間の日本はどんな「若者像」ができるのか、ですよね。
この若者たちを受け入れる企業側はすでに待ったなしの状況のようです。いたるところから、社員教育のプログラムを開発する動きがあるようです。この福岡でさえ。今後、この変化の中、一応教育者でもあり(大学でたまに教えてるし、中高生へのプログラム作ってるし)、テンジン大学をやっている身として、「福岡に教育でどこまで貢献できるか」を意識していきたいと思います。