福岡市が昨年(2016年)の6月にとある規制緩和をしました。それは「市街化調整区域の土地利用規制緩和」といって・・・。そもそも「市街化調整区域ってなんぞや?」という人もいますよね。
市街化調整区域をざっくり説明すると
都市計画法という法律における区域(区分)で、主に農林系の農地だったり林だったり山だったりするところ。開発行為が行えず、公的施設以外は、ビルや家などの建築物を立てられない区域。
福岡市における市街化調整区域の中で、東区:志賀島・勝馬、早良区:脇山・内野・曲渕、 西区:北崎・今津・能古の8地域(小学校校区)の土地利用の規制を緩和しましたよー!というお話です。まぁいろいろ制約や地域住民との合意形成などもいるんですが、要するに今まで田んぼか畑か耕作放棄地だったところを、「農林水産物、歴史・文化資源、自然景観などの地域資源を活用して、地域の農林水産業や観光などの産業振興に寄与するような施設だったら、建ててもいいよ!営業していいよ!」ってやつです。
詳しくは、福岡市HPのコチラのページへ
つまり
・レストラン、カフェ、直売所
・休憩・宿泊施設、体験・交流施設
・観光案内所、土産物屋
なんかを新しくやれるようになったよ!というのが今回の規制緩和です。その8地域の中でも群を抜いて可能性を感じているのが、志賀島でもなく、能古島でもなく、西区の端、もう隣が糸島市の「北崎」です!
すぐ隣が“ざうお”のBBQ&ビーチ!でも北崎ビーチはシーン…
北崎地区ながら少し福岡市中心部寄り、海づり公園(福岡市が運営)の隣にある“ざうお”。ビーチに仮設?のBBQエリアがあり、海水浴もでき、ブランコもあれば海上の遊具?みたいなのもあり、送迎バスまである“ざうお”も、福岡に住んでる若者なら一度は行ったことあるのでは?もう夏の時期、土日の昼にはぎゅうぎゅうなくらい人がいて、すごいことになってます。
でも、そこから糸島方面に車を走らせると北崎地区の漁村エリアでシーン。で、もう少し車を走らせると、そこは糸島!サンセットカフェもある二見ヶ浦!
すぐ隣が糸島の二見ヶ浦で観光客たくさん!でも北崎はシーン…
福岡市民だけでなく、福岡県民にとって糸島の二見ヶ浦と言えば、サーフィンもでき、オシャレなカフェもたくさんあり、ドライブコースにはうってつけ!毎年夏には必ず地域情報誌(福岡ウォーカー的なの)に載ってるし、毎週土日には人がたくさんいます。でもそこは糸島市!
いやいや、そのほんの数百メートル手前にあるのが「北崎」。福岡市というだけでこれまで規制があったり、地元の人が農林水産業がメインだったりもあって、カフェ?海の家?リゾート?どこが?という雰囲気。ほんの数百メートル手前ですよ。
でも北崎にはこんなキレイな海と漁港が2つもある!
このキレイな海のビーチは、北崎ビーチ。ビーチと言っても今年の春に地元の人たちが、漁協の土地を借りて観光客に魅力感じてもらおうと動き始めたばかり。駐車場代500円のみで、シャワー・更衣室・トイレなども一応簡易的なものがあり、ドリンクの販売や浮き輪のレンタルなどもありました。
さらに、もともと奈良・平安時代より重要な港であり、江戸時代も福岡藩の重要な港機能を持ってた唐泊(からどまり)・宮浦(みやのうら)と、西浦(にしのうら)という漁港でもあり、玄界灘の新鮮な魚があがります。唐泊なんて「牡蠣」が全国一になったこともあり、冬は牡蠣小屋ができますけどね。
その西浦漁港で見つけたのが漁師さん奥さんが始めたという、お魚バーガーを出す「極海」。
さらに干物屋さんが数軒並んでいて、土日のみの飲食店にもなっているところもあるそうで。ここなんかオシャレな入口!そして実際にめちゃくちゃ干物美味しかったです。(3歳と1歳の息子がばかばか魚を食べてくれる!)
さらにさらに、糸島・二見ヶ浦のサンセットカフェのオーナー林さんが、宮浦漁港のすぐ近くに作ったお寿司屋さん「空-ku-」なんかは、大人のドライブや、家族・親戚のランチなんかにうってつけです。
HP写真引用:糸島の鮨と和食のお店 鮨・和食 空-ku-
いろいろ素材がありまくり、すぐ隣が“ざうお”で、反対側の隣が“糸島・二見ヶ浦”なので、通りに「目立つオシャレなモノ」ができていけば、集客は難しくないと思われます。かつ、規制緩和もされて、土地もあるらしい?
ちなみに福岡市都心部から車で45分くらい。リゾートホテルが建ってもおかしくないくらいの立地やと思うくらいのポテンシャルを感じました。(小学生の頃、母親に今はなきカブトムシ農園に毎年連れてってもらってたなー)今年、何回か通いそうだ!