ワールドカフェ

対馬で「看護の日」だからワールドカフェ!?

去る2016年5月14日、長崎県対馬に上陸しワールドカフェのファシリテーターをしてきました。正確には、「看護の日」ということで講演の依頼があったので行ってきました。

 

なぜ医療系でないのに講師依頼?

ぜんぜん医療系の知識もなければ、そんな仕事もしていないのですが、今回お問合せいただいた方に「なぜ僕なんですか?」と聞いたところ

 

ネットで先生のアラ還のための還活大学「地域デビューについて」と言うのを見まして

 

と。これは確か3~4年前くらいに、福岡市中央区の社会福祉協議会からの依頼で、引退した(する予定)の方々へ「地域デビューを促進させたい」という内容で講演したやつのことですね。このときの情報がどんなふうにネットに載ったのかわかりませんが。

 

僕は僕だけが一方通行でしゃべる形式の講演はしません。必ず聞いてくれている人が発言する時間をつくります。それは全員に対してじゃなくても良くて、2~3人のグループをつくってもらって、少しでも自分の頭の中に出てきた気づきやモヤモヤを言葉として出してもらう時間です。こうすることで、人は自分事になりやすく、アクションに結び付きやすいからですね。

 

専門的なことは話せないのでワールドカフェ

「次期高齢者となる者が元気に地域をリードしていくための動機付けにならないだろうか?」。

 

これが僕にお願いしたこの会の「目標」です。僕が知っている医療的なことなんて本で読んだものやネットで読んだものなど、浅~い知識ですので話しても仕方ありません(笑)。やってくる方も地域の方や看護師の方々なので、専門分野の話をしても仕方ありません。

 

そこで、自分自身が体験している「地域活動」「コミュニティ」「人との多様な繋がり」を軸にした“予防医学”に関する情報、幸福度や地域の健康度の情報を話題提供し、ワールドカフェに突入です!

 

 

前向きな気持ちと言葉が出た

参加した人のうち(30名弱)、1人だけしかワールドカフェ経験者がいなかったので、ワールドカフェの簡単なやり方説明をします。そして、限られた時間でしたが、前向きな問いかけをしていきました。

 

後日、問合せをくださった方から連絡が来まして。

 

講演会後で行った役員会でも、地域が…行政が・・・人が・・・といつも他人事のように考えていたのが、「自分が…」と自分の事として楽しく考えることができてよかったと、みんなが言っていました。
というお声をいただけたので、講演スタイルではなく、ワールドカフェにした効果はこんなところだよな~と改めて思ったのでした。それにしても、対馬ではワールドカフェをまわすファシリテーターっているんだろうか?


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