ファシリテーター

地域づくり人材育成講座でファシリテーションを学ぶ@山口県宇部市

このブログでは、日々考えたり思考したりを自分の中で整理するために記事を書くことだけではなく、ファシリテーターや講演の仕事などについても、どのような内容だったのかを書くようにしています(すべてではないけど)。すると、数年前からちょこちょこと問合せが来るようになり、最近ではブログからの講演やファシリテーターの依頼が増えてきました。

 

 

地域づくり人材を育成したい!という講座

2018年1月21日(日)と2月25日(日)の2回に分けて、山口県宇部市の琴芝校区というところの自治会主催の「地域づくり講座」にて講師をしました。これもブログからお問合せをいただき、事前に打ち合わせのために宇部市役所の職員の方と、琴芝の自治会長さんがわざわざ福岡へ来てくれました。そのため、地域の課題は何なのか、僕を福岡から呼んでまで何をしたい・起こしたいのか、何を期待しているのか、をしっかりと共有させていただいた上で、講座のプログラムを組み立てました。

 

琴芝は、というか宇部市は、というか山口県は、全国の中でも高齢化率が高い地域です。多くの若者が都会へ出て行ってしまい、そして戻ってこないという地域の方の声。それとともに、行政は地域づくりを各自治会にしてもらい協力し合う体制を取りながら、可能な限り「地域のことは、地域の人たちで」できるように自立させようとしています。だって、行政職員が各地域に張り付くことはもはや無理な財政状況で、「地域のことは、地域の人たちで」やった方が副次的な効果も含めて良いから国もそれを推奨していたりします。

 

今回は、山口には僕のような「地域づくり人材育成の講座」を体験型・参加型で提供してくれるような(若い?)人材がいないから、という理由でブログで見つけて声をかけていただきました。

 

対話とコミュニケーションから地域づくり!

宇部市に限らず、福岡市内でもどこの地域に行っても自治会の方々や、男女共同参画の委員の方々の口からは「若い世代の担い手不足」の課題が出てきます。ようするに若い世代との接点を持ててない、繋がってすらない、という方々による“自治”になってしまってる、ということでしょう。

 

2018-0225

 

そこで僕ができることは、まず話題提供として「地域活動が盛んな地域は、ソーシャルキャピタルが豊かになり、健康な人・幸福度の高い人が増えます」という科学的(統計的)に出てきたことをいくつかの研究・書籍を引用してお話します。その次に、やはり地域活動に実際に参加する人や、巻き込む人、起こす人がどんどん出てくるために「促す人」が増えないといけません。なので「ファシリテーション」という人と人を繋ぐ技法を体験しながら学ぶというプログラムを提供します。そこでは、比較的簡単で、どの地域でもすぐ実践できる「ワールドカフェ」を行うことも多いです。

 

地域づくりはトップダウンより草の根から

都市開発や、そもそも住民がほとんどいないエリアにドーンと開発が入る「まちづくり」は、住民には決定権がほとんどなく経済的・政治的な力学が働くトップダウンで決まっていきます。しかし、すでに住民がいて、昔からいろんな活動が行われていて、重鎮もいて、移住者もいるような「地域づくり」は、一人の声の大きな誰かによるトップダウンは必ず摩擦を生みますし、行政が主導すると住民がどんどん受け身になり地域が衰退する原因にもなります。

 

やはり「地域づくり」は、どれだけ地域住民が「主体性を意識して、行動をするか」にかかっていると思っています。

 

ひとつ、課題があるとすれば、自治会長の多くは男性であり、地域のいろんな役員も男性が多いということ。ワークショップひとつとっても、「女性」がいるだけで多様な意見が出てきたり、まとまったり、繋がったりとイノベーションが起きやすい。「地域づくり」は草の根から対話の場をいろんな人と行い、ポジティブに向き合って「楽しくやる」ことが一番大事なのではないか、と思っています。

 

今回は宇部市で2地域、合計3回の講座を行いましたが、これをキッカケに草の根で新しいなにかが芽吹くことを期待したいです。(来年度も、担当変わらなかったら違う地域で呼びたいと言われたので、それもまた期待しつつ・・・)



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