テンジン大学

企画をやったことがない人でも企画できちゃうワークショップを開催

イベント企画、集客の企画、販売促進の企画、そして提案の企画などなど。企画という言葉は現代の第3次産業の拡大とともに多くの職業とって近い言葉になったように思います。そして近年ではNPO・ボランティア団体などにとっても重要な要素となり、SNSの発達もあって一般の人にとっても身近な言葉になったように思います。

 

 

高校生や大学生も知りたい「企画の仕方」

というより「企画は自分にはできない、そんなセンスもアイデアもない」と思っている人が世の中多いように思います。今回、そんなことはないよ!センスやアイデアなんかないって思っていても、実は企画に置いて重要なのはそこじゃないよ!というワークショップを、それこそ企画して2016年3月26日に実施しました。

 

実施したのはテンジン大学の授業、企画とファシリテーションを自分で行い、事例紹介として先生役を現役女子大生であり、テンジン大学の授業を数回企画経験があり、つい最近ソフトバンクホークス(球団)と一緒に授業企画までやった女子に務めてもらい開催しました。

参照:「タカガール」を知りたガール?ホークスを盛り上げよう!

 

当日集まったのは高校生から40代くらいまでの比較的若い男女20名強。ちょっと意外だったのは高校生や大学生が4分の1くらいいて、社会に出たことがない人でも企画にこんなに興味あるのか?と思ったことと、福岡県庁・北九州市役所・福岡市役所などに務めている自治体職員が一般参加されていたこと。

 

 

企画をやったことがない人はけっこういる

今回のワークショップでも、参加者たちの思考や経験などを共有し、気づきを生みやすくするように視覚化するためのワークシートを活用しました。グループワークで「企画に必要だと思うものは?」の項目を3分以内に出してもらうと、ほぼ全てのグループに共通する項目がやっぱり出てきて、それが「企画に必要な要素」として重要なものであることはすぐ理解できるのですが、僕の方から重要な3要素として「アイデア」「情報力」「調整力」を上げさせてもらい、どの要素がどれくらい重要か?を何対何対何(合計10になるよう)になるか、全員に書いてもらいました。

 

半分くらいの方が「アイデア」が一番重要と数字を割り振っていましたが、この方々がいわゆる「企画をやったことがない」もしくは「企画したけどその中心として動いた経験がない」人たちであることが後にすぐわかります。経験したことがある人は「あのときなんで上手くいかなかったのか?」「やってみて、これが一番たいへんで重要だと感じた」というのが自分で理解できているんですよね。そんな人たちも4割くらいいました。

 

 

企画経験無しでも企画案はすぐ作れる

当日運営に入ってくれたスタッフや、一般参加していた人に、授業後にいろいろヒアリングしていくと、「企画をやったことがない人で、アイデアやセンスが重要だと思うって言ってた人でも、ワークシートをすらすら書いていて“企画つくれてるやん!”って」。途中、企画案を挙手制でプチプレゼンしてもらう時間を設けたら、どんどん手が挙がるし、みんな自分の企画案を人に伝えて共感して欲しいんだなーと感じました。

 

ワークシートに書いてあることを読み上げるだけでもプレゼンはできるので、発表のしやすさもあったのでしょう、恥ずかしがることなくみんな発表していてとても良い場になりました。

 

今後もこのような「企画をしたことがない人でも企画できちゃうワークショップ」のようなものをやっていきたいなーと感じさせてくれた1日になりました。

 

 



関連記事

  1. ボランティアマネジメントという経験の価値

  2. ワールドカフェをやろう!ファシリテーターを増やそう!

  3. 70年分の教育現場がコミュニケーションを鍛える

  4. 大学生が持つ就職のイメージは偏っている

  5. 働きたいけど働けないママの現実を大学のキャリア教育で紹介すべき

  6. グローバル人材って?いまの教育に必要な多様性理解とは

  7. オンライン登壇が激増した1年だった。

  8. 2014年に新しく出来るようになったこと

福岡の歴史絵本をつくりました