テンジン大学

2020年も働き方が変わった~ふりかえり~

世界中の人が大波に襲われた2020年。人生のまさか、というより世界のまさか。でも歴史を辿れば100年前にも、日本人は経験しているし、陸続きの海外は幾度となく疫病に襲われた歴史を持っています。

この2020年に始まった世界規模の流行と、それが起こした現象によって多くの個人、組織、国、そして世界が計画を延期ないし中断・変更させられることに。それによってこの1年は大きな働き方の変化が訪れました。

2020年に起きた変化

2009年4月より会社員を辞めてフリーランスとなり、2010年には福岡テンジン大学を開校し学長を務めつつ、2013年からは大学教員もやりつつ、2018年からは%正社員という雇用もされながらという、働き方の多様度が少しずつ増してきました。

「誰もが自律的な働き方ができる世の中へ」というビジョンに共感し、フリーランス協会の福岡HUBリーダーにもなり活動をしてきていました。

自分のような働き方をする人を社会的に認知してもらい、国や企業に認知してもらい、期待値を上げ社会的地位も上げていこうという活動を東京のフリーランス協会の主要メンバーがコツコツとやってきていたわけで、コロナ前からZOOMを使う機会もありました。そこにやってきた新型コロナ。

すぐに有料アカウントを購入し、ZOOMをフル活用する日々。今ではミーテイングの半分ほどはオンラインミーテイングで十分どころか、むしろこれでいいじゃんなくらい使いこなす日々。

ある程度の配信クオリティを出すために、機材もいろいろ買ってみたりしていました。もうこれだけ便利なことがわかったので、コロナが落ち着こうが働き方のこの変化はまだ進みそうですね。

2020年はこれだけのことをオンラインで行いました。

  • 北九州市立大学キャリアデザイン授業 (オンデマンド配信)
  • 西南学院大学 Project Based Learning授業 (オンライン)
  • 福岡テンジン大学でのオンライン授業の企画・ファシリテーター
  • 福岡テンジン大学でハイブリッド授業の企画・ファシリテーター
  • 福岡未来創造プラットフォームで ファシリテーター入門講座 講師 (オンライン)
  • 福岡未来創造プラットフォームで福岡学 講師 (オンライン)
  • 九州SDGs経営推進フォーラムでSDGs×ビジネス 入門編 講師 (オンライン)
  • 武雄市でナイトタイムエコノミー講座 講師 (オンライン)
  • 福岡アジア都市研究所で 新しい働き方セミナー 講師 (オンライン)
  • We Love 天神協議会で 天神未来フォーラムの企画・登壇 (オンライン)

2020年のメディア掲載

毎年何かしらのメディアに、毎年違う理由・テーマで取材を受けたり出演したりしてきています。今年は~

  • 人生100年時代の学びについてリビング福岡に
  • 閉店する天神コアで大人の社会科見学の企画をしたことをRKB今日感テレビに
  • 3年前に発刊した福岡歴史絵本の紹介でNHK福岡に
  • 九州でいろいろコトを起こしてる人として日経新聞(九州版)に
  • SDGsシネマプロジェクトに登壇したことを朝日新聞に
  • SDGsオンラインセミナーで登壇したことを日刊工業新聞に

2020年は明らかに節目になる

ふりかえって羅列すると、毎年と同じように良き変化や本当にいろんなことやってんだなーと思うだけなんですが、何しろ今年は新型コロナで社会のあり方そのものが少し変化してしまいました。

今年の4月の緊急事態宣言中は、仕事も少し止まってしまう状況になり、クライアント企業が大ピンチを迎えていたり、福岡テンジン大学のスポンサー企業が相次いで今年の支援ストップの通達をしてきたりで、ショックを受けそうな状況でもありました。

子ども3人もいる家族を養いつつ、自らを社会の、福岡のために役立てたいという気持ちは折られることなく、むしろ燃え上がったこともあり積極的に次の一手に動きました。

その甲斐あってというよりは、これまでの動きの中からの変化で、5月からは福岡地場の土木系の企業の「組織開発」に携わる新規の契約が増えたり、SDGsの動きで様々な相談をいただくようになったり、社会的なことだけでなく社会とビジネスを掛け合わせたような相談や仕事がじわじわ増えてきて仕事になっています。

新しい点を打つ!ができてきた

「福岡」のことをWEBで発信するというフクリパというメディアが2月に立ち上がり、月に1本のペースでライターをするお仕事も始まりました。さっそく今年10本ほど記事を書いたわけですが、なかなか毎月修行的な仕事になっていて、鍛えられます。その中でも「福岡人が「福岡っていいところやろ?」と言ってしまう深い理由!?」という4月に公開した記事は、その後もコンスタントにアクセスを稼ぐ息の長い人気記事になっているらしく、その記事の表紙が2021年正月からの「福岡市営地下鉄」で広告に使われることになっているとか。(ちなみにこちらです↓)

もう1つは、福岡のまちのことを学ぶ「福岡学」という学びを、教育機関の先生方にも、大学生にも、社会人にも、福岡地元で事業を展開していく企業の社員教育にも、必要じゃないか?というような相談や話が沸き起こりはじめていることです。

そこで実際に実現したが、福岡未来創造プラットフォームの「福岡学」。コロナによってオンライン開催の4回シリーズ(歴史・経済・自然・未来の4テーマ×まちづくり)の講師を務めました。

これ、そもそも福岡市役所職員にも必須科目では!?というくらい「全体性」を持って、福岡というまちを捉えられる内容に仕上がりました。

2021年はどうする、どうなる?

来年の個人的テーマは「問う」。2020年という1年は、起こるであろう未来がもし起こっていたら、コロナが来なかったら、こんなにも「深く考え、言葉にする」数多くの時間は生まれなかったと思っています。それは「なんで?」「これは何が起きている?」「何をしたら良い?」「何をしない方が良い?」など、多くの「問い」が生まれたからでした。

ニューノーマルの時代と言われ、だんだんとこのwithコロナの状況が当たり前になっていけば、再び「問い」がなくても大丈夫な考えない生活になっていきます。

だからこそ、2020年以上に思考を深め、言語化する時間を持ちたい!と思っているため「問う」です。

ということで、2021年よ、いらっしゃい。



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