テンジン大学

2014年に新しく出来るようになったこと

年末年始はPCを持ち歩かずインターネットに触れない日々を過ごしておりましたので、新年明けて改めて(このタイミングで・・・)、2014年の振り返りをしてみました。ブロガーってよくこうゆうのやってるイメージですよね(笑)。多分に漏れず自分も。

 

福岡の歴史・黒田官兵衛についてバリ詳しくなった

2014年という1年間は、やはり大河ドラマ軍師官兵衛があったことによる影響が大きすぎます。福岡市中央区と一緒に、テンジン大学で「官兵衛」にちなんだ授業をいくつも展開しました。そのために黒田官兵衛のことで講演等している数名の方を「街の先生」として授業を企画していくにあたり、事前に打ち合わせをするものですから、一般で授業に参加する人より数倍学べました。

 

そして個人的にも高校生より戦国時代大好きで来ていましたので、改めて福岡の歴史と黒田官兵衛について猛勉強したわけです。そんなことをしていた矢先に、西日本新聞社の記者さんより声をかけていただき、年間企画「拓く 創る 官兵衛」という特集で、なぜか僕が識者として登場し、官兵衛についてコメントするという記事が数回出ました。7名ほどの識者が登場するのですが、本当に僕が並んでいいんですか?状態でした。

 

だって、福岡市博物館の館長さんとか、僕の福岡の歴史の師匠である井上光枝さんとか、福岡の歴史を語らせたら右に出るものはいないというくらい上手な岡部定一郎さんとか、およそ僕の倍近く生きてらっしゃる方々の中に、ポツンと若造が入っているという図。本来ならフルボッコってやつです。ずうずうしく黒田官兵衛について、コメントした記事が載るという、自分の中では前代未聞でした。

 

黒田長政公の392回忌

縁とは面白いもので、テンジン大学開校1発目で、僕が企画した授業の先生が、藤香会という組織の役員をされている方で、その方から2014年の夏に「黒田長政公329回忌」に誘っていただき参加しました。藤香会とは~

「藤香会」は、前身の「報古会」結成から120年の永い歴史を歩み続けている。報古会は福岡繁栄の礎は黒田如水公、長政公を初め歴代藩主の並々ならぬご苦心によって築かれてきたものであり、そのご功績に少しでも報いたいという趣旨で、黒田藩ゆかりの方々を軸に明治24年(1891 )に創設されたものである。

参照 : 藤香会ホームページ

この福岡に生まれ育ち、初代藩主の回忌に参加できるなんて、歴史好きとしてはもうこれも前代未聞の経験になりました。

 

福岡・天神の歴史の先生

もうひとつ出来るようになったこととして、この福岡という地が縄文・弥生時代よりどのように発展し、福岡といつから言われるようになったのか、なぜ戦後に天神がこんなに発展したのかなど、天神でのまちづくりに参画しているネットワークも含めて、相当に詳しくなりました。それもあり、ちょっとした観光ガイドぐらい余裕でできますし、天神学入門と題した、天神の歴史講座も先生できるようになりました。九州産業大学からも、福岡の歴史からまちづくりを紐解く授業を担当させていただきました。

 

なぜ福岡というのか?

なぜ福岡はこんなに発展したのか?

なぜ福岡は人口がまだ増えているのか?

なぜ福岡は女性が多いのか?

なぜ福岡は魚が美味しいのか?

なぜ福岡人はおもてなしが好きなのか?

なぜ福岡は・・・?

 

そんな多くの「なぜ」の理由が、歴史的な視点から紐解いていくと、データや巷で言われている理由以外にも深い理由が見えてきたりします。

 

自分が生まれ育ち、働き暮らす街について知ることは、その街へのLOVEに繋がります。しかし、歴史を知り街の特徴をしっかりと掴めばPRIDEに繋がります。2015年の僕やテンジン大学では、この福岡の街にLOVEだけでなく、PRIDEを培っていけるように展開していきたいなと思います。



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