「このイベント、知り合いできるし楽しいし勉強にもなるなぁ~」
「なるほど!こんなふうにしたらいいのか!これならできる!」
「新しい人と価値観に出会って世界が広がった」
世の中にたくさんあるイベントや講座・セミナーやワークショップ。そして地域で住民や団体で企画される様々な催し。高齢者が対象だったり、子どもが対象だったり、子育て世代の親が対象だったり、日本各地でいろんなコトが日々企画されている。
でも「効果がある」「成果がでる」企画のつくり方って、みんなどうやって学んでいるのだろう?なんとなくの感覚?学校時代の文化祭?仕事で?ほとんどの人が企画のつくり方を学ぶ機会なんてない。
Local×Design×Academy @宗像
今回、福岡県宗像市のメイトム宗像という市民センターのような施設内にある、NPO・ボランティアセンターを運営している「むなかた市民フォーラム」が主催の、「地域の担い手が集うまちづくりの学校」というコンセプトで開催されているLocal×Design×Academy(ローカルデザインアカデミー)に登壇した。2年前に続いて登壇は2回目だけど、今回は「企画のつくり方」。
→ ローカルデザインアカデミーむなかた2018【第3期生募集】
むなかた市民フォーラムでは、福岡テンジン大学の理事でもある執行さんが働いていて、「宗像の市民活動家や地域団体や地域に根差した事業をしている人たちに、企画力がついたら」と今年のテーマが「企画のつくり方」になったようだ。そして企画と言えば!誰でも企画をつくることができるよう、アイデアから告知、当日の運営までのオペレーションをしっかり組んで体系化した福岡テンジン大学の「企画がつくられる過程」を体験してもらうのがいいのでは?と、きっと思いついてくれたんだと思ってる。
今年の登壇者は、東信史くん(通称まっくす、京都でNPOやまちづくりの仕事をしている)と、白石洋一さん(ダイスプロジェクトで、ガリガリの企画屋さん)と、自分の3回シリーズの講座。この3人とも福岡テンジン大学の2010年開校当初からのスタッフであり仲間!つまり、全部身内みたいなもの(笑)
まぁ、メール1本で仕事が成立して打ち合わせもしやすく、勝手がわかるので組み立ても楽。社外ネットワークが豊かだと仕事って成果が簡単に出せるんだよね。
企画をやったことがない人でも企画がつくれる!
福岡テンジン大学ではこれを実現できる仕組みをもっており、今回はまんまそれを体験するような講座。アイデアから始まり、企画が実現可能性高い具体的なものになっていくまでを分解し、1つ1つの要素が何のために存在しているか?を腑に落ちやすいよう体系化したワークシートを活用し、講座の講師をした。
アイデア → Why → Who → How → タイトル
と項目ごとに質問が書いてあり、それに答えるように記入していけば「企画ができちゃう」シートになっている。さらにこの順番に説明していけば、そのまんまプレゼンができるようにもなっている。さらに具体化したいときは、シートの裏面にWhen・Whereも書いてあり、告知や運営についても書く欄がある。
これまで福岡テンジン大学や販促プロモーション、プロジェクト、事業、講座、イベントなど500本以上の企画を立てたり・見たり・アドバイスしたり・添削してきた結果、誰でもできるように体系化したらこうなった。もちろん、企画を立てるために大事なポイント等は、これまで読んできた様々な書籍がヒントにもなっている。
さらに僕が講師をする場合は、もともと広告プランナー屋さんでもあるので「タイトル」のつくり方も。イベントやワークショップなんかは、近年はSNSの発展により多くの友人・知人を効率的に誘うことができるようにはなったが、これまで全く繋がりのなかった人にどう興味を持ってもらい、足を運んでもらうか?の難易度は上がっている。そこで大事なのがやっぱり「タイトル」(もしくはキャッチコピー)。
もちろん、コンテンツ(商品の内容・イベントの中身・ゲストなど)も大事だけど、タイトルやキャッチコピーに惹かれてついつい、という人もかなりの数いる。どんな媒体・デザインになるかにもよるが、タイトル次第では倍近いくらい人数が動いたりする世界だったりする。
今回の宗像市での「企画のつくり方」講座は、多くの宗像市民をはじめ、遠方からも集まり、計30名ほどが学んでおり、これが少しでも宗像や福岡での何かしら「企画」の精度向上に繋がると嬉しい。
「企画力をつけたい」「何より実践したい」「いろんな人と繋がりたい」「コミュニティデザインも学びたい」という方は、ぜひ福岡テンジン大学のスタッフに。全部学べるので!