教育・人材育成

TECH PARK KIDSは母親目線でつくられた!

2016年4月に、天神の国体道路沿い、もともと中央児童会館があったところに新しいビルが建ち完成します。1Fにはソニーストアが入り、上の方のフロアには現在大名にある福岡市NPO・ボランティアセンター「あすみん」も入るので、テンジン大学としても楽しみなビル。このビルに、小学生を対象としたTECH PARK KIDS(テックパークキッズ)というのができること、知っていましたか?

 

テックパークキッズは、子どもたちが、それぞれの個性に合わせてテクノロジーを楽しむ場です。また、学童保育として生活の基礎習慣づくりをする場でもあります。学校や家庭、行政だけでは対応できない、質の高い放課後を提供します。

techparkkids

参照:TECH PARK KIDS(テックパークキッズ) WEBサイト

 

 

このTECH PARK KIDS(テックパークキッズ)を企画・運営するのが、株式会社グルーヴノーツ。IT系の技術者が9割という福岡本社の会社で、ITの中の「インフラ系」のものを作っている会社って言うとわかりやすいのかな?もう最近ではITなんてすら言わなくなってきていて、ICTとかIoTとか言ったりしていますが。

 

「インフラ系」と書いているのは、いわゆるWEBサイトやアプリなどを作っている会社とは違い、裏側で動くシステムを作っているそうです。Googleとも契約しているそうで、ビジネスモデルをかぶらないように、かつAIなどが出てきてもちゃんと自分たちが作ったものが長く使われるように仕事を受注してきている、というグローバルな会社でもあります。

 

 

TECH PARK KIDSは「母目線」でつくられた!

2015年の秋に、朝日新聞が「今泉」を深堀りする連載記事を書く、ということでなぜか僕に取材依頼があり、それを受けまして、見事記事になったときに、僕と同じように取材を受けて同じ記事の中に登場していたのが、グルーヴノーツの会長・佐々木さんでした。

 

共通の知人もたくさんいたようで、Facebookですぐ繋がり、会ってもいないのに友達になり、「2016年はぜひお会いしましょう!」なんて言っていた矢先、テンジン大学の本物の大学生のスタッフが「今度佐々木さんに会うことになったので、一緒に行きませんか?」ということで、お会いしてお話聞いてきました。

 

佐々木さん、「会長」という役職ですが技術者でもあるということで、社内で作られた製品はすべて目を通されているそう。僕は技術者でもその業界の人間でもありませんが、「会長」と呼ばれる人が現場と立場を同じくして切磋琢磨しているってステキなチームだなって思いました。そしてこの佐々木さん、「母」でもあるのです。あ、年齢ですが歳は聞けませんでした・・・が、キレイなお母さん(ちょっと元気すぎる友達のお母さん)的な方です。会うだけで、元気たくさんもらえる感じがしました。

 

この佐々木さん、「たまたま詰めていったら、この形になった」と言います。もともと、自分の子どもや社員の子どもたちに対して、「学校が終わったあとも安心して預けられて、かつ自分たちが得意とするIT技術のことを遊びながら学べるような場があればいいのに」という想いからスタートしたそうです。

 

普通、このような子ども向けアフタースクールって「社会課題の解決」という建前と、「事業としての利益」という実利の組み合わせで生まれる事業だと思うのですが、その出発点が「母親目線からの想い」で、ジワジワと形にしていったらいろんなことが重なってこうなった!というのがTECH PARK KIDS(テックパークキッズ)の正体です。

 

ということは会社としては実利を上げる前に、「社員のため」という福利厚生要素があるのです。そしてそこに社員じゃない人のお子さんも、ということで事業化。並大抵の投資ではできない「想い」で生まれた施設なんです。普通ありえないものが、しかも世界のGoogleとも一緒に仕事をしている高い技術力のある会社がプロデュースする「施設」が誕生するんです。

 

日本中探してもこんな「施設」ありません(笑)

 

ということで、あのGoogleで働いている女性からも「福岡に家族で移住したい!」と言われたそうです。すごい!そんな施設が天神に(正確には今泉に)できるなんて!

 

しかも大人も遊べるTECH PARK MAKERSもできる!!

(テンジン大学の教室にもなるかも!)

 

今後、このTECH PARK KIDS(テックパークキッズ)も、グルーヴノーツも、そして佐々木さんも、もっともっと福岡で話題になりそうな気がしました。

 

 

余談:グルーヴノーツの社長さんは繋がっていた

社長さんが最首さんという方。で、僕がお話を聞きに会いに行ったのは佐々木さんという会長さんです。

 

実はもともと最首さんとは、テンジン大学を立ち上げる前にお会いしたことがあり、当時はEC-Oneという会社の社長さんをされていて、「テンジン大学をつくりたい」ということで紹介されてお会いしました。まだ東京在住で、福岡にも拠点があったのでちょこちょこと来られていて、「コミュニティ×教育」を最首さんもやろうと模索されていたので、紹介されたというわけです。

 

その後、しばらくして最首さんはEC-Oneを離れ、福岡に移住され、グルーヴノーツの社長になられています。いつのまにかFacebookで再会し、会わないまま時が過ぎておりました。

 

 

このような形で5~6年ぶり?にお会いして、なんだか嬉しい限りです。

今後の福岡のIT教育事情も目が離せません!

 



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