働き方・ワークスタイル

オンライン会議&登壇というコミュニケーションの質を上げるには

2020年4月8日の緊急事態宣言をキッカケに、主に都心部で働く人たちの多くが、オンライン〇〇に移行していきました。そんな中、自分もコロナ以前よりオンライン会議は行っていて、時差のある海外にいる人ともオンライン会議ができて「いい時代になったなぁ」と思っていたところ。

ただ4月の1カ月間は、オンライン会議やイベント・セミナーの登壇において、自身のコミュニケーションというか、影響力みたいなものをどう最大化できるか?という視点でオンライン〇〇を試行錯誤してみた1カ月でもありました。

相手のPC画面の中の解像度を上げ声質を上げる

リアルに対面しての会議やイベント・セミナー登壇のときは、相手との間に存在する、目には見えないけど空気があります。気温や湿度、二酸化炭素の濃度、光の具合、すべてがリアルタイムに共有されているので、参加者が醸し出す「空気」も読みやすく、それに合わせての言葉選びや表情、間の取り方がありました。

ところがオンラインになると、間にあるのは「画面」です。この画面だけでは空気が共有されません。そのため、相手が目線を向けてくれるその画面の中で、いかに注目してもらうか、集中してもらうか、の戦いになってしまいます。

4月、10年以上お仕事をしている他県の企業とミーティングの設定がありました。オンラインで行うこともできたのですが、その企業がまだオンラインミーティング未経験。そして話を聞けば、社長がTV出演を控えており、その出演をオンラインでやることになりそうという状況。そこで、「環境整備」のためにあえて現地へ行き、機材含めて整備を行いました。

結果的に、有線でWEBカメラが実装されているPCに接続し、マイク機材等を購入してテスト。これで無事、本番はしっかりトラブルなく放送されたようです。

そして、自分自身は外付けWEBカメラを購入したり、マイクを購入したり、いろんな接続パターンをやってみて、どれが一番「質」が高かったかがようやくわかりました。

SONYのハンディカムをWEBカメラとして使用し、背景をグリーンバック化

持ち運びできるモバイル型のスタジオキットみたいにできるようにしました。やはりSONYのハンディカムの映像の質はすこぶる高く、外付けで購入したWEBカメラをはるかに凌ぎます。

テン大スタッフの貴島くんとZoom対談を撮影してみた

そしてこのときの貴島くんとの対談をYoutubeにも公開してみました。

テーマは「コロナで変わる!?コミュニティ・まちづくり

1画面1人は必須!

4月前半にオンライン会議をしたときに、少しだけ見かけたのですが、「1画面に複数人がいる」オンライン会議は、非常にやりづらさを感じました。自分は1人なのに、相手の中に「1画面を3人で使っている」という状態。

つまり、会議室に3人が集まり、オンライン会議 (WEB会議システムに接続) に参加している状態。こちらは1画面によく顔が見えない3人がいて、きっと向こうはプロジェクターでスクリーンに映し出しているようです。

誰に話しかけたら良いか、よくわからないですし、1画面1人じゃない分、役割やタスクを明確化して、仕事を振ったり指示したりがしにくいのです。オンラインイベントやセミナー登壇ならアリかもですが、会議だとこれはやらない方が良いと確信しました。

その会議における自分自身の「存在感」が2分の1とか3分の1になる感覚が、よくわかりました。

ということで、オンライン会議を社外や社内でやるのは今後も続きそうですし、この点を考慮していけば問題ないでしょう!



関連記事

  1. 働きたいけど働けないママの現実を大学のキャリア教育で紹介すべき

  2. イノベーションと複業の関係~誰と繋がっているか?が価値になる時代~

  3. コミュニティマーケティングはファン獲得にも人材採用にも繋がる“経営”を…

  4. 福岡市科学館の運営方針~サイエンスコミュニケーション開発会議~

  5. ボランティアマネジメントという経験の価値

  6. 男女共同参画によって子育て&働き方が変わった!

  7. 男性として育児休業を数日間とってみて思ったこと

  8. 社会性の高い複業フリーランスという働き方のススメ

福岡の歴史絵本をつくりました