ファシリテーション研修~人と人、人と地域、人と街をつなぐデザイン~

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これまで小学校から中学生・高校生、大学生、社会人(ビジネスマンから公務員、経営者など)、地域の高齢者など多様な「学びの場」「対話の場」をデザインし、学びのファシリテーションをしてきました。近年、「ファシリテーションの手法を学びたい」という相談が少しずつ増えてきました。今回、たまたま同じ時期に、岩国市と福岡市南区からご相談があり「ファシリテーション研修」を行いました。

 

冒頭の画像は、僕が「ファシリテーションの領域」だと思っている範囲です。企画・準備段階もファシリテーションなの?と思うかもしれませんが、この段取りの部分で60~80%くらいを締めてるとすら思っています。そんなことを学ぶ研修プログラムです。

 

ファシリテーション研修のプログラムは?

恥ずかしながら自分自身が「ファシリテーション研修」なるものをちゃんと受講したことはありません。ただひたすら、多様な年代や職種の人への「学びのファシリテーション」をする現場があり、改善をし続けてきたことと、同年代のファシリテーター仲間とセッションしたり、そして本を読んだりで得たことを「再現性しやすい」ようにプログラム化しています。

 

とは言え、ファシリテーションとは「コミュニケーションの一種」なので、実践あるのみです。ファシリテーションを学ぶとどうなるのか?なぜ必要なのか?を理解するところから始まります。

 

2日間のプログラム「1日目」

①コミュニケーションスタイルを知る

1日目は、ファシリテーションが「コミュニケーションの一種」であるため、「自分自身のコミュニケーションスタイルに気付く」をやっていきます。いわゆる“他人に影響を与える個性(=リーダーシップ)”についての研修。

 

②企画の立て方を実践的に学ぶ

そして、7年間のテンジン大学の授業企画を「企画を立てたことがない人でも企画できてしまう」というロジカルシンキング的なノウハウを凝縮させたワークシートを使って、そもそもの「イベント企画」や「研修・講座の企画」という『企画の立て方』を実践します。

 

③タイトルの作り方を実践的に学ぶ

さらに、広告プランナー&コピーライターな仕事もしているからこそのマーケティング的視点で「タイトルの付け方」を実践します。

 

②と③は広告業界での経験やテンジン大学での経験を凝縮&体系化しているものを詰め込んでいるので、他のファシリテーション研修にはない要素だと思います。

 

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2日間のプログラム「2日目」

④ファシリテーションの「現場」を体感する

交流が生まれるイベント・学びがちゃんとある研修・良い話し合い、ってなんだろう?という問いからスタートし、ファシリテーションがある「現場」はどのようになっていくのか?どんなことをするのか?を体感する実践ワークショップです。

 

⑤つなぐワークショップを体感する

参加者それぞれが2日間かけて学び・経験したことを持ちよって、「自分が社会や未来に対して、ファシリテーションを活かして何を実現したいのか?」を対話を重ねて、イメージを明確化&解像度を上げる、をやっていきます。

 

⑥ふりかえって、言語化する

僕の設計する研修では最後に「必ず」リフレクションシートを記入してもらいます。いわゆるふりかえりです。この2日間が自分にとって何だったのか?明日からの行動の何を変えるのか?いくつかの正解が1つではない「問い」により、経験したことを自分の中の何かと結びつける「体験の言語化」を行います。

 

これら①~⑥をじっくりやろうと思ったら、やはり2日間はかかります。でも、これを経験し、かつ終わったのちに「実践」が入ってくると、その人はもうどんどん自分にドライブがかかるはず。(そうなれば嬉しいですね)

 

 

最も重要な「ふりかえり」の設計

このような学び型のプログラムには「ふりかえり」が必須なのですが、いろんな研修やセミナーをのぞいてみると「ふりかえりの設計」がちゃんとできている研修、そして講師は実はあまり存在していません。

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研修やイベントの中で「ふりかえり」、いわゆる「体験の言語化」がしっかりとあるだけで、その後の自主性や行動、そして意識の変化が強化されやすくなります。これはOECDが「教育の2本柱」の中でも「リフレクション(ふりかえり)」を挙げているほどです。

 

たまたま2010年に知り合い尊敬している福岡女子大学の和栗百恵(准教授)さんから学び、それ以来あらゆる現場で「ふりかえり」を導入するようにしてきました。この「ふりかえり」がないと、どれだけ価値の高い話を聞いても、体験しても、「自分の内面の何か」と新しい学びが結びつかないと、定着しづらく、次なる能動的な行動に反映されにくくなります。

 

そこで僕は「リフレクションシート」という問いがいくつか書いてあり、数値化させてその理由を書いてみたり、内面と向き合ったり、明日以降の行動の変化を聞いてみたりと、基本的に作文してもらう内容です。

※終わったらすぐスキャンし、主催者へリフレクションシートはお返ししています。

 

そして「学びが定着しない」「能動的な行動に繋がらない」と、結局はその学び・研修の時間が無駄になってしまいますからね。

 

ということで、これから地域でもビジネスでも需要が高くなるであろう「ファシリテーション」を学ぶ際は、上記を参考に研修をプログラムするか、僕を呼んでください(笑)

 

残念ながら、今は自分主催でファシリテーター養成講座的なものを開催していませんが、もしかしたらやるかもしれません。


岩永真一(福岡テンジン大学・学長)への講師・講演依頼について

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