日記

災害ボランティアのススメ!~東峰村へ行ってきました

正式名称(気象庁が付けるんですね)が「平成29年7月九州北部豪雨」になった今回の土砂災害。いまだ不明者の捜索活動が続いていますし、土砂が国道・県道・農道などをふさいだままのところもまだまだあり、日常に戻れていない人もたくさんいます。そんな中、7月19日(水)に東峰村へ行ってきました!

(写真引用:国土地理院による朝倉市赤谷川の被害空撮動画より(you tube))

 

東峰村に住む友人宅へ土砂撤去に

10年以上前から友好のある友人2人が、グリーンバード内で出会って結婚し、東峰村へ移住していました。今回の九州北部豪雨では、豪雨当日の夕方から音信普通になり、翌日夜にようやく連絡がとれ、家族ともども無事なこともわかり、ほっとしました。

 

その後、彼らの自宅の状況を聞くと

・住んでいる自宅は被害なし

・納屋の裏が土砂崩れで納屋に土砂がぶつかっている

・畑に土砂が流れてきてる

・田んぼに土砂が流れてきている

・田んぼの水路が土砂で埋まっている

 

というものでした。まだまだ自宅に土砂が流れてたいへんな方々もいるんですが、自分の中では友人をサポートしたい!という気持ちが強かったので、東峰村の災害ボランティアセンターを経由せず、友人の自宅へ直に行きました。7月19日が平日だったので、テンジン大学スタッフなど知り合いにも呼び掛けましたが、大学生3名が手を挙げてくれたので計4人で東峰村へ行ってきました!

 

土砂撤去は想像以上の重労働

東峰村の友人も足して計5人、全員でシャベルと(土砂などを運ぶ)一輪車という手作業でひとまず「水路の復旧」を目標にしました。がしかし!水分を含んだ泥はまだいいんですが、大小様々な石を含む土砂は、シャベルに力を入れても掻き出すのが非常にたいへん。約50mほどの土砂に埋まった水路を5mもやれずに午前中が終了・・・。手作業ではその程度しか進みませんでした。

 

友人がそんなこともあろうことかと、東峰村の造園業の方に依頼をしていて、ミニショベルカー(ユンボ)が2台やってきました!やはり重機の力はすごいです。午前中で絶望していたのに、ユンボがどんどん表面の土砂を取り除いてくれたおかげで、18時前にようやく水路に水が流れて田んぼに水がいくようになり業務終了!でした。

 

重機の力ってやっぱりすごい!そしてそれを操る土木業の方ってたくましい!ユンボすげー!というのがこの日の一番の感想です。そして、やっぱり重機が入り込めなかったりできないところはやっぱり人力でやらないといけないわけで、家の中に土砂が入ってきたところなんかは「本当にボランティアが必要」なのが十分すぎるほどわかりました。復興ってホントたいへんです。

 

現地はまだまだボランティアが必要です!

2017-0721b

こちらの写真は、武雄市の小松市長がプライベートで?(公務かも)、朝倉へ災害ボランティアに行った様子(本人から写真掲載の許可をもらっています)

 

土日祝になると、日本全国から災害ボランティアが来ているそうです。東北震災以来、そして昨年の熊本地震もあって、「災害ボランティア」というのが少しずつ広がってきているような気がします。でも平日はまだまだ人が少なくなりますし、何よりもう2週間以上経ちメディアでの報道もほとんどなくなってきました。情報過多時代では、情報が目に入ってこないと忘れられやすいです。

 

さらに熊本地震のときに「福岡人は、災害支援に動く人が人口の割りに少ない」と、近年移住してきて災害が起きたときに動いたりしてる人に言われたときのショックでした。で、今回は同じ福岡県内で多くの人が足を運んだこともある朝倉や東峰村の景色が変わるくらいの災害が起きているんですが、自分の周りの人の話題からはもう消え始めているのが少し悲しいです。

 

でも「災害ボランティア」はまだまだ必要です!なので、テンジン大学を含めて情報発信は継続していきたいと思います。被害の大きかったエリアはまだまだ景色が当日のままに近く、川の地形が変わったままだったり、土砂が堆積して家が飲み込まれたままだったり、流木が田んぼの中にドカーンとあったり。この景色を実際の目で見ておくだけでも、「防災」の意識を持つことにもなるし、他の誰かに「伝える」ことにもなるし、1人でも多くの人が現地に足を運んで何かしらの支援に繋がるようになればな!と思っています。

 

武雄市の小松市長も「まだまだボランティアは必要です」と言っていました!

 

災害ボランティア情報まとめ

この記事を見ちゃったあなた!ぜひ現地へ災害ボランティアへ。もしくは災害ボランティアを他の人へぜひ伝えましょう!

(災害ボランティアをしたら原鶴温泉とかも無料になるので、帰りがけの温泉はとてつもなく気持ちいいですよ!)

 

朝倉市 災害ボランティアセンター(特設HP)

東峰村 災害ボランティアセンター(特設HP)

日田市 災害ボランティアセンター(特設HP)

添田町 災害ボランティアセンター(特設HP)



関連記事

  1. “鬼滅の刃”現象にみる福岡&日本の可能性について考えてみた。

  2. 福岡市西区の端“北崎”はリゾートポテンシャルが高い!

  3. 熊本地震が起きて思ったことなど

  4. ストレングスファインダーを8年ぶりにやってみた!

  5. 佐賀の大幸園の川魚料理は、福岡からの大人の贅沢ドライブにピッタリ!

  6. これからのキャリアデザインに必要な3つのこと

  7. 1年後はわからない、不確実性がより高まっている

  8. 福岡市博物館協議会委員

福岡の歴史絵本をつくりました