講演「地域の次の担い手はどこにいる?」

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大分県別府市の国際会議場で2017年6月25日に開催された「大分県地域婦人団体連合会リーダー研修会」という220名もの県内の地域活動の女性リーダーたちが集まる研修会で、講演をしてきました。

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会場はこんな感じに、朝からビッシリと女性たちで埋め尽くされておりました。220名と聞いていたけど、それ以上いるのでは?と思うくらい。

 

そんな中、10時20分から12時00分という100分もの講演時間をいただき、もらったお題は「地域活動をしているリーダー・団体の方々が、次の担い手や若者と繋がっていけるように、意識向上・コーディネート力の向上を図りたい。また大学生との協働などのコツなんかも・・・」という大分県庁の社会教育の担当の方からオーダーをいただきました。

 

100分もひたすら一方通行で話しても眠くなるだけですし、ヒトは15分ほどしか集中力が続かないというのもあるので、2回ほどワークシートに書いてそれを対話するような時間を設けて、参加型の内容にさせていただきました。220名もいて、かつ大学の講義室ならまだしも、後ろの方はテーブルがない席だったのでちょっとたいへんそうでしたが。

 

これから地域で生きる若者たちの現状は?

現在地域活動をされているというリーダーの方々だとしても、これからを生きる若者たちがどんな時代を生きていかないといけないのか?をしっかりと勉強し、時代についていこうとしている方は、高齢な方ほどいません。

 

ダグラス・アダムスの法則というのがあるのを知っていますか?

・人は、自分が生まれた時に既に存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる

・15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられる

・35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる

 

今の60代以上の方は、スマホを持っていても通話以外でどこまで使いこなしているのでしょうか。ましてや、SNSすらままならないのに、仮想通貨とかフィンテックとかもうついていくことは難しいでしょう。

 

でも世の中、すごいスピードで進化し、変化していきます。この洪水に若者たちはさらされ、これから生きていくのです。そして、日本の人口減少、地方消滅(消滅可能性都市のこと)を実態はよく知らなくても、なんとなく空気で感じてます。

 

という前提条件みたいな話から、国や地方自治体が進める地方創生、そして大学教育や入試が変わり、高校生や大学生が地域に出ていく可能性が出てきていること。文科省としても社会教育や公民館・市民センターでの生涯学習の文脈が少しずつ変化してきていること、などなどを話しました。

 

そして、「地域に若者たちを送り込んで、教育プログラムとして提供している」北九州市立大学の事例はわかりやすく、成果もあげているのでしっかりお話させていただきました。

 

肝心のワークショップでは220名の方に「実践」して「対話」いただくため、こんなワークシートを準備しました。その1部を公開です。テンジン大学や大学生たち向けの講座で使っている「誰でも企画がつくれるシート」です。今回は、これに書き込む時間をつくり、3人1組で共有いただく時間を設けました。

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※思考の言語化に慣れている人はスラスラと書けてしまいます。インターネットが登場して大衆化した2000年ごろに35歳以下だった人の中で、ブログやSNSをしていた人は難しくないみたいです。

 

これからは地域活動ファシリテーターが必要

今回の講演を経て感じたことは、地域にはまだまだ「若者や大学生たちを受け入れ、教育プログラムとして活動(役割)を提供する」という文化もなければ、実績もなく、ファシリテーターもいない状況です。今後はこのあたりの人材育成のニーズがありそうですが、文科省の社会教育分野でも、「これから」のようなのでテンジン大学のスタッフの中で、授業企画経験者がこのあたりできるようになるとすごいことですよね!(いや、できるはず!)


岩永真一(福岡テンジン大学・学長)への講師・講演依頼について

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