ファシリテーター

社会貢献論

今年の七夕はドシャ降りの、大雨警報でした。

 

 

7月7日(月)に福岡県田川市にある福岡県立大学にて、「社会貢献論」という講義の1コマをいただいたので、約70人ほどの大学1年生たちに講義をしてきました。

 

この福岡県立大学は、福岡県の筑豊エリアの田川市という、もともと炭鉱で栄えた町で1950年代には10万人以上いた人口も、今ではその半分の5万人を切ったぐらい?になっている町です。テンジン大学の開校当初に、一緒にメンバーとして授業企画に携わっていた山本くんは、現在出身地の田川市川崎町の地域活性に本気で取り組んでいたりします。たまに山本くんのFacebookのタイムラインに、「昔、かなり活況だったらしいココも、今では20分の1の売値でこの通り」みたいな写真を見かけたりして、人口が減少することの町への影響をヒシヒシと感じます。

 

そんな田川市にある福岡県立大学は、おそらく高齢化を見込んでか?それとも工業都市として北九州地区や、商業都市としての福岡地区への人材提供としてか、1992年に「医療・福祉」の人材育成として設立しました。九州一の人口を抱える福岡県としては、県立大学は2つ。この県立大学と、福岡市東区にある福岡女子大学ですね。

 

その福岡県立大学にある、看護学部と人間社会学部の1年生が履修している、「社会貢献論」です。

 

この日を迎えるまでに、どのような内容の講義をしてきているか?や、この日の僕の講義で、大学生たちにどのようなモノを持って帰って欲しいか?などを事前にヒアリングさせていただき、講義内容を作りこんで挑みました。

 

当日はドシャ降り。実は講義の途中で、教室内にいる僕を含めた多くの人の携帯が鳴りました。どうやら近くの町の河川が氾濫しそう!という、警報でした。それくらいのドシャ降りな中、大学の近くに住んでいる、子ども会の小学生たちや、北九州市の市民センターの館長や、さらにはこの講義が「地域に公開」されているらしく、数人の地域の方が来られていました。

 

 

+

 

 

大学の講義室、いわゆる教室は「100人以上入る、ステップ状になったスクール形式の教室」になっています。おそらく、2005年くらいまでに作られた教室はほとんどそうなんだと思います。最近は、少人数でワークショップがしやすい形式の教室が増えているみたいですが。

 

この県立大学もそうです。そこで僕は、ワークショップというか、受講者たちがただただ僕の話を聞くだけでなく、自分たちが思ったことを「発言する」機会をどうしても作りたかったので、実験してみました。

 

約70人くらいの大学生たち全員に付箋を配り、そこに名前と「好きなおにぎりの具」を書いてもらいます。そして全員立ってもらい、その具が同じ人を見つけてもらい、3人1組になったら、座ってもらう、かつ「今まで一度も話したことがない人」とグループになってもらう、というふうにしました。

 

そんな経験をしたことがない大学1年生たち、みんな戸惑って動きません(笑)少しずつ動き始めて、ようやくグループが全員決まったところで講義スタートです。今回の僕の「社会貢献論」の最大のテーマは「参加すること」にしたため、なるべく「発言する」機会を全員に作り、全員参加型の講義にしました。

 

内容は、僕自身が社会人になってやってきた“仕事以外の”社会的な活動をほんの少しだけ紹介し、「それを10年間やってきた結果、どのようなことが自分に起きたか?」と「社会的な活動があることで、地域や社会はどのような影響があるのか?それは個人にどのようなものをもたらすのか?」のお話です。

 

前者は自分の経験談、後者は統計的に学会や書物で発表されている数字のものです。僕がよくいろんなところで話す、博多駅のあいさつをしてくれる警官の話とか。

 

最後に、地域活動も就職活動も恋愛もコミュニケーションが重要だ、ということで1人1人のコミュニケーションについての講義をして、全体で感じたことを共有して終わりました。

 

県立大学では、出席カードに毎回その講義の感想コメントを書く枠があり、書いてない学生も多いですが、しっかり書いてくれている学生もいて、終わったあとに全部目を通しました。

 

 

・今まで話したことがない人とも話ができ、自分のコミュニケーションについて知れてとても楽しかったです。

・コミュニケーションが大事というのはわかっていたけど、どのようにしたらコミュニケーション力が上がるのかわかりました。今後はいろんな社会活動に目を向けてみたいと思います。

・コミュニケーションは資格になっていないけど、すごく可能性を高めてくれるものだというのがわかりました。

 

などなどのコメントが多かったです。

「社会貢献論」という彼・彼女らにとっては、大学1年生の前期のほんの90分の講義にしかすぎません。その90分でどれほどの影響力が与えられるかもわかりませんが、このように人材育成に関することには、全力で取り組んでいきたいと思います。

 

僕の自論としては、働くことも何もかも、社会貢献に繋がるものだと思っていますが、自分の行動や活動が、「社会のどこと繋がっているのか?」を知っておくことと、知らないでやることでは、ほんの少しの意識の差が、そこから生み出す結果を変えていきます。こんな講義、もっと増えたらいいのに~と思いつつ、福岡に帰るのでありました。

 

田川市はやっぱり遠かった!(笑)

 



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