漫画『アンゴルモア~元寇合戦記~』の地・対馬に行ってきました!

16-0514a

2016年5月14日(土)に対馬へ一人日帰りの旅をしてきました!本当は午後から講演という仕事で呼ばれたからなんですが、初の対馬だったので朝イチの飛行機で入り、最終便で帰る半分日帰りの旅を計画して行ってきました。僕が回ったところのほとんどは、今読んでいる漫画「アンゴルモア~元寇合戦記~」関連の場所!

 

 

漫画「アンゴルモア~元寇合戦記~」とは?

1274年の1回目の元寇(文永の役)をテーマにした漫画。舞台は元軍の第一陣が襲来した対馬からはじまり、主人公は鎌倉から落ちてきた武士:朽井迅三郎(ちい じんざぶろう)。罪人として対馬への援軍的に送られてきた主人公が、源義経の義経流(ぎけいりゅう)という武術を駆使し、圧倒的兵力の元軍に立ち向かっていくところがおもしろく、ヒロイン役の対馬を治める宗家の娘:輝日姫(てるひひめ)がツンデレでかわいい。

 

物語は八幡愚童訓(はちまんぐどうくん)という元寇(文永・弘安の役)の記録があるものとして江戸時代初期に成立した神社系の書物がもとになっているようです。正直、すごくおもしろい!

 

Twitterで作者の「たかぎ七彦」さんをフォローしていますが、「博多侵攻は出てきますか?」とツイートしたら、ちゃんとリツイートくれて「描く予定です、もう少しあとになりますが」と。読んでる漫画の作者とこうやってやりとりできるというのも、いかにも現代ですね!

 

古代の城「金田城(かなたのき)」

朝イチでレンタカーを借りて一人旅開始!まず行ったのは約1300年前に築城されたという古代の城「金田城(かなたのき)」です。白村江の戦いで同盟国として敗れた日本は、国の防衛を計った天智天皇により、佐賀に「基肄城(きいじょう)」、熊本に「鞠智城(きくちじょう)」、そして福岡に「大野城(おおのじょう)」と「水城(みずき)」を築いてます。それとともに最前線の対馬にこの「金田城(かなたのき)」を築城しています。第二次世界大戦でもここが最前線の島でもあったので、軍の基地となり大砲が設置され、軍道が整備されてます。

 

元寇の史実には登場しないようですが、アンゴルモア~元寇合戦記~ではここに籠城するところまでが描かれているので、気になっていってきました。

 

16-0514a

 

山1つをグルっと囲むように石塁・石垣を築いている壮大な城ということだったので、とても気になる!んですが、ほぼ登山になるのと、コースは全部まわるなら3時間かかるというので、半ば諦めつつ、所要時間1時間でいけるところまで駆け回りました。まずこの景色!に出会うまで車を置いて15分くらい?でも対馬の入り組んだ入り江と、起伏のある山の景色が一望できて、けっこう絶景です。

16-0514b

 

こんな感じの石塁が山をグルっと一周しているし、しかもかなりの山に入り込んだところにあるので、約1300年前の人たちと当時の国家権力ってすげえなって思います。

 

16-0514c

 

そしてこの金田城のある山は水源が豊富みたいですが、水門が3カ所あります。いずれも城へ入城する城門のところに強固な石垣でつくられているようですが、この石垣が約1300年も崩れずに、しかもこの写真の一番下に見える穴!ここが水門としていまだに機能しているのが本当にすごい。この石垣、けっこう垂直ですよ。3カ所中、2カ所目まで回ったところでタイムアップ、急いでもと来た道を戻り所要時間1時間で終了。これはまた来て登山しないと!

 

 

元軍が最初に上陸した小茂田浜

約3~4万人、軍船900隻あまりで攻めてきたという元軍。最初に対馬で上陸したのは小茂田浜だそう。その地にある小茂田浜神社が元寇で戦った武士たちを祀っている神社で、年に1度秋に、甲冑武士が蒙古軍を迎え撃ったごとく海に向かって弓矢をかまえる「鳴弦(めいげん)の儀」が行われるそう。ただ、当時は今より約500mくらい海が入り込んだ入り江になっていたらしく、この神社は後にここに移ってきたようです。

16-0514d

16-0514e

 

上陸してきたのは実際は1000人くらい?らしいですが、それでも迎え撃ったのが対馬を治める宗助国(そうすけくに)以下、約80人の武士だったのでそりゃ玉砕覚悟でしょう。宗助国は首をとられたのか、首塚と胴塚と別々の場所にあります。(今回は時間なく、そこへは行けず・・・)

 

ということで、アンゴルモア~元寇合戦記~の一人旅はこれでおしまい。午後から講演の仕事のため、あっけなく午前中の2時間ちょいくらいで終了。。。

 

対馬は山がおもしろい

車で対馬島の下半分のうちのさらに半分をグルっとまわりましたが、対馬は玄界灘に浮かぶ岩・石でできた島のようで、山々はあまり高くありませんが、どれも起伏に富んでいておもしろい地形です。そして対馬の真ん中あたりは入り江がすごいことになっているので、リアス式海岸としても有名、自然海岸線の延長は日本一の長さだそう!トレッキングするなら本当に楽しいだろうなーと感動する景色を何度も見ました。

 

おまけ:和多都美神社(わたつみじんじゃ)

講演が終わり、最終便まで少し時間ができました。思ったより街中の歴史的なものが興味引かれなかったので、スマホでいろいろ検索した結果、リアス式海岸のど真ん中に位置するおもしろそうな神社まで車で約45分!という少し飛ばし気味で向かうことに。

16-0514f

 

ここは、神社の鳥居が5つ並んでいて、うち2つが海の中!そして潮が満ちると境内の方まで入ってくる仕掛けになっていて、境内の中の潮が満ちる池には鳥居が3つ三角形に繋がってるような神聖っぽいところがありました。

 

16-0514g

 

ちょうど行ったときは引き潮でこんな感じ。この鳥居を結ぶ方角には地図で確認すると、やはり朝鮮半島が。それだけ対馬は朝鮮半島が近いため、多大な影響を受けたことがわかりますね。で、個人的にこの和多都美神社(わたつみじんじゃ)の鳥居の線を、日本本土方面に伸ばすとどこに繋がるんだろう?とネットの地図で線を引けるのがあるのでやってみると・・・

 

ほんの少し、ほんの少しだけずれて「英彦山」でした。

 

たとえ偶然だとしても、何かドキドキするものがありますね~。宗像大社の沖ノ島(海上約60キロ)から大島、宗像大社の参道が一直線にできているのも含め、当時の人たちの建築や測量技術って本当にすごいなぁ~と素人ながら思いました。(実際のところ、よく知らないもので)

 

対馬にいったらこれを食え!

事前情報として「対馬はアナゴ」と聞いていたので、アナゴが食べられるところをランチでいこう!とお寿司屋さんへ行きました。目的のアナゴの天ぷら!最高です。しかも安い。さらにアナゴの生の刺身に寿司まで。

 

対馬は韓国人観光客が多い!

多い多いと聞いていましたが、街中にそこまでハングル文字ははびこっていません。でも街中で歩いている少し派手目の服装の人たちはみんな韓国人。薬局でウロウロしている集団も韓国人。対馬の方にお話しを聞くと、やっぱり距離が近いので、もはや日帰りショッピング圏内、「お菓子」が目的で来ている人が多いそうです。福岡では韓国人旅行者の1人当たり消費額は約8万円に対し、対馬では約2万円。しかもお菓子なのでたいはんの利益は対馬に落ちないのを残念がっていました。

 

おしまい。

 

 

 


岩永真一(福岡テンジン大学・学長)への講師・講演依頼について

プロフィール

講師、講演、ファシリテーターの実績等について

プロデュースの実績等について

お問合せはこちらから