これからの社会変化とキャリアと地域活動を考える授業

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北九州市立大学の特任教員をしていますが、実際は講義を受け持っているわけではなく、地域活動を実践する大学生たち(いくつかのプロジェクト)に、そのプロジェクトを教育プログラムとして提供するような仕事をしています。今回、北九州市立大学の「地域の達人」と呼ばれる授業にて登壇してきました。事前に内容は、「自身のキャリアについて」「地域活動をなぜやっているのか」「今後の展望」「学生へのメッセージ」ということでしたので、自分なりに話せる精一杯のことを話そう!と思い、少し刺激の強い内容を話しました。

 

 

あまり真似できないキャリアの話と
これからの社会変化の話をした

大学時代はとくに何もしていない意識も中くらいのフツーの学生、就活を微妙に失敗し、アルバイトとして社会人生活を始めて、一応広告業界の仕事をやってきました。転職回数も1回どころか数回、それでいて正社員にせっかくなったのに辞めたり。それでも社会人5年経ったときにサラリーマンという雇われる働き方をやめて、フリーランスとしての道を歩み、今に至り・・・

 

って書くと、今自分がやってる販促の仕事やWEBマーケティングの仕事以外の、テンジン大学や大学教員の仕事は全くイメージできません。が、実は大学卒業する前に、街のそうじをしているグリーンバードと出会い、様々なまちづくり系の活動に関わってきたり。そしてそこで得た繋がりや人脈から、相談ごとが増えて、やりたいことがだんだん明確になり社会人5年経ったときに独立!って言うとしっくりきますよね。

 

で、実感として地域活動・ボランティア活動が仕事に繋がったり、自分のスキルを向上させたり。そしてこれって、ソーシャルキャピタルという研究分野でも、一応統計上は「人との繋がりが豊かな人は、仕事や収入や~」などのことも紹介。

 

「活躍している人を自分なりに分析すると」というので、①読書家、②領域外のことにも関心を持つ、③人間関係を大事にしている、人が比較的多いな~なんて話も。

 

さらにドラッカーの言葉を引用し、最高のキャリアは「自分の強み」「価値観」を知り機会をつかむ用意をしたものだけが手に入れることができる、と紹介。

 

冒頭ではグーグルCEOの言葉を引用し「20年後は多くの仕事が機械に奪われる」的なことや、最後に、会社組織の寿命が年々短くなっている傾向の話、ホリエモンも言っている「仕事は掛け持ちする働き方が増える」的なことも紹介して、だいぶ刺激的な感じにあえてして話をしました。

 

 

大学生にはキャリア教育と
リーダーシップ教育が必要だと実感!

今回174名の主に大学2年生の学生たちの前で話をしました。自分の話が50分(タイマー上では53分でした・・・)、前後に担当の先生の話と、僕の話のあとに質疑応答、そして今日の振り返り小レポートという90分構成。で、この授業のあとにレポートを全員分読ませていただきました。その中で多く出現していたのが、以下の3つでした。

 

●漠然と、いつか社会に出て自分も働くんだなーとしか考えていなかった

●自分は狭い人間関係の中でしか生活していなかった、でも意識を外に向けてみたい

●自分には弱みはあると知っているが、強みがある、なんて思ったことなかった

 

きっとこんな社会変化のことまで話をしてくれる人はいないだろう!と踏んで、あえて刺激的なキャリアデザインについて参考になる話、という軸で組み立てたのが大当たりというか、むしろ刺激強すぎたかな?と思うくらい、みんな真剣に聞き入ってくれてました。

 

「価値観がひっくり返った」

「就職したら一生1社だけというのがイイことだと思っていた」

「親やまわりから刷り込まれていた価値観に気づいた」

「読書を全くしていないから、月1冊から始める」

「ボランティアに興味全くなかったけど、一歩踏み出す」

「自分に自信ないけど、自分の強み探しをやる」

「今の自分のままじゃやばい!」

「社会に出ることに不安とともに期待が出てきた」

 

なんて声もとても多かったです。で、思ったのがやっぱりキャリア教育って必要だと思うんです。それは「将来どんな職業になりたい?」なんて話ではなく、自分の特性や強みを知り、どのような仕事観を持ち、どんな働き方が合っているのか?を少しでもイメージできるようなものは本当に必要だと。だってそんなイメージも持てずに社会に出て、「なんかいろいろ違う気がする」って辞めたり、「ここで踏ん張らないと自分はダメな人間だ」なんてブラック企業の餌食になったりしますから。

 

そして思った以上に「自分の強みがわからない」「自分に自信がない」的なコメントが多かったこと。これはリーダーシップ教育や、他者との関わりから自分の価値観を知ること、多様性理解などの教育プログラムがあれば、だいぶ解決しそうな気がします。ほんのちょっと言葉を投げかけたり、背中を押してあげたりするだけで、まだ社会に出てない不安な学生たちは自信を持つもんです。

 

ということで、今日はこれまでの自分自身を振り返る良い機会にもなり、こんなキャリアの話から「意識付けられる学生」が増えるのって悪くないなぁと思いました!

 


岩永真一(福岡テンジン大学・学長)への講師・講演依頼について

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