働き方・ワークスタイル

%正社員~人手不足を新しい雇用で乗り越え~

2019年12月26日の年の瀬、夕方18時10分~台のNHK総合は福岡放送局の時間帯「ロクいち」です。ここで、現在「複業社員」をしている築古不動産のコンサル&賃貸管理業をしている会社の「新しい雇用」についての放送がありました。

(写真はTVで放送されているものをスマホでパシャっとしたものです、NHKさんすいません)

 

主力が抜けて人手不足なときに入社

放送後、このHPの僕のプロフィールページが前日比の6倍のアクセスがあったので、きっと「岩永真一?どんなやつや!?」的な検索をされた方もいたのかな?アクションを起こして調べてるということは、気になったということ?

 

今回登場した吉原社長の会社に入社したのは今から約1年半前の2018年5月1日付。その前後の文脈を少しお伝えしておくと・・・

 

・従業員が10名ちょい

・主力級の2名が独立してしまった

・吉原社長が会社経営の存続に強い危機感を抱く

・東京大学の近藤先生の「超短時間雇用」の事例と出会う

・定期的にランチで壁打ち相手になっていた岩永へ「超短時間雇用」の可能性を話す

・同時期に社内で、結婚し旦那さんの転勤で福岡を離れた社員が50%正社員になった

・現行の仕事の精度(質)を高めるというふわっとしたオーダーの元、岩永が入社し勤務開始

・5%正社員で鹿児島の須部さんも入社、月に1度、社内研修(Off-JT)を実施するようになる

・提案し、ストレングスファインダーを全社員導入し共有

・幹部による営業指針がつくられ、経営方針が徐々に明文化されていく

・提案し、SDGsを経営戦略に実装、これまで評価があいまいだった業務を明確に評価対象にした

・人事評価制度のあり方、やり方について「対話」を持ち込んでオリジナルをつくっていった

・目標管理のあり方、やり方について「対話」を持ち込んでオリジナルをつくっていった

・NHK福岡から声がかかり、取材開始

→放送!いまココ

 

このような経緯で今に至ります。今回、NHKの取材が入ったことにより、僕のような%正社員、いわゆる本業を別に持っていたりする社員ができてから、「この会社で何が起きたのか?」を数字的なところを洗い出してくれました。そしたら結果として

 

・年次有給休暇の取得率が40%向上

・営業成果に向けたイベントの実施回数の約30%減少

にも拘わらず

・営業指針策定後の狙ってた顧客増への営業成績が約90%向上

(全体としては営業成績30%増加)

 

でした!これはどういうことかというと、会社として売上規模はまだそんなに変わってないものの、社員1人1人の労働時間は減っているにも関わらず、成果が上がっているということ。つまり生産性が確実に上昇しているということ。

 

会社としては「主力級の2名が抜けた」穴は非常に大きく、今後、アウトプットの質が低下することによる企業ブランドのイメージ低下と、営業成績の低下のダブルパンチを覚悟していた矢先でした。

 

人材開発より組織開発をしてチーム全体の能力を最大化

吉原社長からは入社以降、具体的な指示や目的、KPIは与えてもらえずでしたが、それも「どこに課題の根幹があり、どうやって組織の活性化を計っていけば良いかがよく見えてない」という状況だったからにすぎません。課題が明確に見えていたら、あとは作業的に仕事は進むので、わざわざ僕が登場しなくても良いわけです。僕の専門分野は、「人と人、人と街、人と社会」の間をデザインして、関係性の距離を変えていくことです。

 

週1日ほどの勤務でしたが、時間とともに社員みなさんが僕を受け入れてくれ、また関係性の距離や、その間にある情報や感情の行き交いが活発化していきました。結果として、生産性が大きく向上していたことは、想像以上だったのでびっくりです。

 

これまでいろんなソーシャル系コミュニティを経験してきたり、個人的趣味で歴史を詳しく知ったりしていくと、確信みたいなものがあります。

 

「1人1人の能力を伸ばす人材開発より、1人1人の関係性をデザインし、より個性やスキルが発揮されやすい環境づくりをする組織開発の方が、組織としてのアウトプットの質が歴然と違う」ということに。

 

ということを凝縮したNHK福岡による取材・放送でした!

僕は20%正社員として、かなりメインで出ちゃってますが、個人的には名称はともかく、このような雇用形態や、個人としての働き方はまだまだ増えると思います。

 

・地方は今後ますます人材はいなくなります、優秀な人の母数もかなり下がってます

・いつまでもフルタイムにこだわった採用では、質の高い人材は採用できません

・意欲、能力、ネットワークともに高い人ほど独立していたり、よりよい環境に転職したりしてます

・その人の専門性だけを部分的に借りる(シェアしてもらう)という雇用で、地域内で優秀な人材をシェアすることができます

・地域の持続可能性を高めるカギは人材であり、その人材をフルタイムで奪い合い囲い込むと地域は衰退します

・優秀な人ほど地域でシェアしあい、個人としてもよりよい仕事環境をつくってあげると、コストをおさえて人材活用が可能になる

 

みたいなことが可能になります。そしていち個人として「社会に必要とされたり、自分の強みをしっかり出して貢献できる」のが感じられるので、総じて仕事の幸福度はさらに増していきます。

 

今後は、このような働き方ができる企業を4~5社くらいまで増やして、よりこの福岡のまちをワクワク、おもしろくしていくようになりたいと思いました!



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